40代シミに悩む私のコスメ体験記

「シミ」に関係するコスメだけを集めてレビューします

厚生労働省が美白の効果を認めた成分とは?

      2016/05/13

医薬部外品(薬用)について

いくつか「シミ」に関係するコスメをレビューしてきて「医薬部外品」という扱いについて、
気になったので調べてみました。
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医薬部外品とは、厚生労働省が効果を認めた成分が含まれる製品についての呼び名です。
薬用という表現もしています。
化粧品というものは薬ではありませんので、効能謳うことは禁止されていますが、
医薬部外品については、それを認められています。
とは言っても「シミを消す」というような直接的なものではなく、
「紫外線によるシミ・ソバカスを防ぐ」というような表現です。

厚生労働省が効果を認めた美白成分

[美白成分]
・アルブチン・・・チロシナーゼ抑制効果(コケモモから抽出)
・エラグ酸・・・・チロシナーゼ抑制効果(イチゴから抽出)
・ルシノール・・・チロシナーゼ抑制効果
・ビタミンC誘導体・・チロシナーゼ抑制効果(ビタミンCを吸収しやすい形に変えたもの)
・プラセンタエキス・・チロシナーゼ抑制効果(豚の胎盤から抽出)
・カモミラ ET・・・・エンドセリン伝達阻害効果(カモミール/西洋カミツレから抽出)(抗炎症作用もあり)
・トラネキサム酸・・・プロスタグランジンE2抑制効果、チロシナーゼ抑制効果
・t-AMCHA(t-シクロアミノ酸誘導体)・・プロスタグランジンE2抑制効果
・リノール酸・・・・チロシナーゼの量の減らす効果(植物油から抽出)

これらの美白成分のうちのいずれかひとつでも配合されていれば、美白化粧品として医薬部外品の認可を受けることができるそうです。

チロシナーゼ抑制効果ってなんだ?

効果が認められている美白成分のその働きが、ほぼ「チロシナーゼ抑制効果」となってますが、
具体的には何をしてるんでしょうか?
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シミの原因はメラニン色素が沈着することです。

[メラニン色素ができる行程]
紫外線が表皮細胞に当たる
   ↓
①エンドセリンという情報伝達物質を分泌し、メラノサイトに伝達
   ↓
②チロシナーゼという酵素が働きメラノサイトの中でメラニン色素が作られ分泌
   ↓
③メラニン色素が表皮細胞に取り込まれる

全ての美白成分と言われている成分の働きは、シミの原因であるメラニン色素ができるのを抑えることのようです。
チロシナーゼ抑制効果というのは、②のメラニン色素がチロシナーゼ酵素により作られようとしているところを抑制するということです。

エンドセリン伝達阻害効果は、①の部分を抑える働き、
プロスタグランジンE2抑制効果は、メラニン色素生成に関わる表皮伝達物質のひとつのプロスタグランジンを抑えます。
いずれも、厚生労働省で認められている美白成分というのは、新たにメラニン色素が作られるのを抑制するというのものばかりのようです。

医薬部外品にこだわらなくても

今あるシミに働きかけるものが無いわけではありません。
・ハイドロキノン
・グラブリジン
など化粧品会社やメーカーが独自で開発した成分が無数にあります。
臨床試験はしていないけれど、独自でテストしているというものも多くあります。
もともと人に体質や現状の肌の様子によって、合う合わないがありますので、
自分で確かめてみるのが良いと思います。

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