40代シミに悩む私のコスメ体験記

「シミ」に関係するコスメだけを集めてレビューします

フラーレンと抗酸化物質と美白

      2016/05/15

注目のフラーレンについて、まとめてみました。

紫外線が皮膚に有害であるといっても、逃れることはできません。
そもそも人間には、紫外線から身を守る機能がいくつか付いているそうです。
角質層もそのひとつで、皮膚にふれる全てのものからカラダを守っています。
また皮膚の中には「ウロカンニン酸」や「グルタチオン」などと呼ばれる「抗酸化物質」があって、
これらは紫外線が生み出す活性酸素を除去してくれています
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しかし、このような体内抗酸化物質は年齢とともに減ってしまいます。
そのため食べ物や化粧品に含まれる成分から抗酸化物質を補う必要があるのです。
それが「ビタミン」や「ポリフェノール」「フラーレン」と言った成分です。

注目のフラーレンについて、まとめてみました。

今回は、フラーレンという成分について調べてみました。

1996年に発見者がノーベル化学賞を受賞した美容成分です。
特長はビタミンCの172倍もの抗酸化作用、プラセンタの800倍ものコラーゲン生成促進作用です。
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シミの主な原因は“活性酸素”と言われています。
例えば日中に太陽の紫外線を浴びる事で活性酸素が発生しますが、大量に発生してしまうとシミの素となるメラニン色素を活性化させ、
肌にシミを作り出してしまいます。
フラーレンはその強力な抗酸化力で、シミの原因である活性酸素を取り除き、美白効果をもたらすのです。
実験において証明されています。

しかも、フラーレンが代表的な活性酸素(脂質ラジカル、過酸化水素、スーパーオキシドラジカル)に対して万遍なく効果を発揮することも確認されているのです!
この試験では、他の代表的な抗酸化成分である、ビタミンC誘導体、ビタミンEとの比較をし、フラーレンのみが3つの酸化条件下の全てで高い抗酸化を発揮、特に紫外線によって発生する活性酸素に対して高い抗酸化力を発揮することが確認されております。

フラーレンは安全か?

「フラーレンを吸い込んだ場合に発がん性はないか?」
「毎日食べたとしても大丈夫か?」といった視点からの研究もしています。
現在までの調査結果では、フラーレンによる発がんや毒性といった異常は見られなかったそうです。

またフラーレンがコスメに配合されて約10年近いですが、
これまでフラーレンを原因とした皮膚トラブルは報告されていないそうです。

「たくさんあってどの化粧品がよいのかわからない。」そんな時は、
フラーレンの配合量が全体の1%以上入っている(有効濃度)ものにのみ、ロゴマークが付いているのでロゴマーク付きのコスメを探し意みてください。
↓マークはコレです


フラーレンとハイドロキノンの違いは?

現在シミにメインで使われる美白剤は、ハイドロキノンです。
フラーレンも優れている美白剤なのですが、フラーレンは薬剤ではなく、天然の成分なので、現代はまだ美容皮膚科で積極的には使われていはいません。
美容医療の世界はあくまでも、医薬品を使用して皮膚を美しくする場所なので「ハイドロキノン」が選ばれるのです。

ただ逆に、フラーレンが天然の成分なら、普段の美白スキンケアを安心して使用することができるとも言えます
フラーレンは成分としても、角質に浸透しやすい特徴もあります。
一般的な美容成分は分子のサイズが小さいフラーレンは、表皮も問題なく通過して、その先の角質まで浸透しやすくなります。
これからできそうなシミ予防をするソフトな守りの美白の役割を持っている成分です。

皮膚科で処方をされるハイドロキノンの医薬品は、強力にメラニン色素へと働きかけるため、漂白としての攻めの美白効果を期待し、
普段の美白ケアは、フラーレンのようなソフトな成分で守っていくのが良くのがベストじゃないかなと思います。

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