ビタミンCってシミにも良いですか?
2016/05/14
化粧品にはビタミンCを取り入たものが数多くあります。
ビタミンCは、肌にどのような働きがあるのか調べてみました。
ビタミンCの働き
・メラニンの生産を抑える(美白効果)
・肌のコラーゲンの強化(毛穴の開きやシワを予防する)
普通のビタミンCは、水溶性のため肌に塗ってもそのまま吸収されないのですが、その部分を改良したのが「ビタミンC誘導体」という成分です。
刺激が少なく使いやすいと言われています。
肌から直接ビタミンCを取り入れることができるようになったということで、
美白・毛穴・肌理・シワなどのコスメに使われています。
ビタミンCをより肌に浸透させるために、美容皮膚科では電気の力でビタミンCを吸収させるイオン導入というものが登場しました。
最近では、家庭用の美顔器でも簡単にイオン導入ができるようになりました。
ただし、初期のシミやニキビの後のシミ、小じわなどの予防には有効ですが、
すっかり沈着しているシミ(老人性色素斑)には期待できません。
ケミカルピーリングの後、肌の代謝を高めた後にビタミンC誘導体を肌に入れるのも効果的です。
シミだけでなくあらゆる肌の悩みに対応するところが大きなメリットです。
純粋なビタミンCは成分名では「アスコルビン酸」です。
アスコルビン酸を浸透しやすくしたのが「ビタミンC誘導体」で、
成分名はリン酸型は「リン酸アスコビル」
同じくリン酸型APPSは「パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na」
と表示されます。
紫外線を多く浴びる3月頃からは、積極的にビタミンCをとるのがおすすめ。
とは言っても、ビタミンを口から入れて、顔のシミを取るというのは無理があるそうです。
また「とりだめ」ということができないので、1日数回に分けての摂取がポイントです。
ビタミンを手軽に摂るのに便利なのはサプリメントですが、天然のものと比べると、吸収率がサプリメントの方が低いそうです。
吸収されなかったビタミンは尿から排出されてしまいます(黄色いのですぐに分かります)
野菜を食べずにビタミンをサプリメントだけで補おうとしても改善されないけれど、食生活を改善すると肌は大きく変わります。
ちなみにビタミンCはキャベツの葉一枚で、一日の必要量が足りると言われています。
ビタミンCと言えば、「レモン」を思い浮かべる人が多いと思います。
しかし、レモンやパセリ、クロレラの中に含まれる「ソラレン」は、紫外線に対して敏感にさせる性質があり、シミができやすくなります。
レモンを朝にとると逆にシミが出来てしまうかもしれませんよ!